なんだかすべて中途半端でありますが、この回でこの欄を執筆するのは最後になります。つまらぬことばかり書きやがって、とお思いのかたがたも多かろうと思いますが、私としてはその時々の心のうちを正直に書いてまいりました。結果、書くことの無駄をしたたかに味わうことにもなりましたが。
私の文章の非力は認めないわけにはまいりません。けれども、私の虚しさの根源には、ぬかに釘、暖簾に腕押し、というやるせない思いの澱みが横たわっているのも事実です。
サヨナラだけが人生であります。この欄とともに「写真論その5」の欄も近日中に終了いたします。読者のみなさまのこれまでのご厚情にたいし、衷心より御礼申し上げます。またいつの日か、どこかで。
2011年1月31日
![卓袱台の行方 [書き手] 和多田進](/tyabudai/img/title.jpg)