ひと味違う新定番 by キューピーオヤジ
〔2〕夏カレー

いつから夏が4か月間になってしまったのでしょう?
10年前から6月から9月までが完全に夏の気候になった気がします。この間は食事内容も夏バージョンにシフト。短い秋が来てあっという間に冬となり、年が開けてまた短い春も過ぎ去り夏が来ます。毎日が早い。きっとあっと気づくと死んでいるのでしょう。

今回は私が毎週作っている夏のカレー、「少しだけこだわって作ってねバージョン」です。調味料によって料理の仕上がりはまったく変わります。ぜひ指定のもので作ってみてください。


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(写真は編集部で試作・撮影したものです)


■夏カレー

【材料】4人前
・鶏もも肉……500g
・ココナッツミルク……1缶(400ml)
・にんにく……1/2個(刻んだもの)
・玉ねぎ……2個(みじん切り)
・カットトマト水煮缶……1缶
・カレー粉……大さじ1+大さじ2(できればインデアン食品のもの)
・レッドカレーペースト……大さじ1(できればメーシー社製のもの。メープロイ社製ではなく)
・水……適量
・塩……適量(できればサーレマリーノというブランドの海水岩塩。ネットで購入できます)
・コショウ……少々
・バター……適量

【作り方】
1.鶏もも肉を一口大に切り、カレー粉大さじ1とコショウをまぶして30分以上置く。
2.鍋にバターを溶かし、にんにくをざっと炒める。
3.玉ねぎを入れて飴色になるまで炒める。
4.カレー粉大さじ2とトマト水煮缶(水は捨てる)を入れ、さらに少し炒める。
5.鶏肉、塩、ひたひたの水を入れ弱火で30~40分煮る。
6.レッドカレーペーストとココナッツミルクを入れさらに10分加熱する。煮立ったら出来上がり。

・辛いほうが好みでしたらレッドカレーペーストの量を増やしてください。
・小麦粉はあえて使いません。夏バージョンのあっさり水っぽいカレーです。
・ライスは普通の白米でもいいですが、夏らしく色を添えるということで、なんちゃってサフランライス(ターメリックパウダー小さじ2とガーリックパウダー少々を入れて、よく混ぜてから普通に炊飯)にのせると見た目が美しくなります。お好みでレーズンもまぶしてみてください。

2011年9月20日 公開


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キューピーオヤジ

東京・御茶ノ水で2009年から2011年4月まで米麺を中心に供する「トンプー菜麺」を経営。ビールや食材を輸入する貿易会社も営む。


●キューピーオヤジから一言●
私はいわゆる「調理学校」というところで勉強をしておりません。店のメニューも独自に開発したものばかりです。
そのせいか店をやっていた頃も、個人的に友人に食べさせるときも、必ず「一体料理に何を入れているのか?」「洋食なのか和食なのか、何料理なのか?」という質問を多く受けました。
何事もカテゴライズしたい日本人らしい、といえばそれまでなのですが。
かなり舌が敏感な人でないと、私のレシピを当てられません。今までレシピの一部を当てた方はほんの数名です。けっこう自慢してます!
何事も「基本」といいますが、この調理という分野に限っては基本を学ばなかった人に独創的な味が生まれる確率が高いような気がします。もちろんとんでもない失敗作が生まれる確率も高いわけですが……。